Material_test-data-processing
1. 材料試験自動データ処理¶
鋼材の材料試験の自動化データ処理スクリプト.
実現できる機能は 降伏点,引張強度の算出.ヤング率,ポアソン比の算出.最後に,自動でグラフを出力,レポートとしてExcelに保存する.
Google colab ソースコードsource_code
1.1. 導入¶
最初はcsv生データから,必要なデータを読み取り,応力,縦ひずみ平均値と横ひずみ平均値を算出する.
ここでは,生データのひずみチャンネル配置によらず,コードで数値の[+,-]を用いて,縦ひずみや横ひずみの判定を行った.
1 | from glob import glob |
1.2. 降伏点の算出方¶
標準材料試験に対して,ひずみが4000まで,基本降伏点を超えているため,降伏点の算出は:
ひずみが4000までの最大応力とする.
引張強度は応力の最大値を取得する.
1 | sigma_y = 0 |
1.3. 最小二乗法を用いたヤング率の求め¶
- 実験の初期ノイズおよび,降伏点付近の塑性化の影響を排除するため,ヤング率の算出範囲は \(0.2\sigma_y - 0.7\sigma_y\)となった.
最小二乗法を用いて,曲線の傾き\(k_1\)は以下のように算出された:
コードで見やすいため,以下のように省略で表記する. $$ k_1 = \frac {na1 - a21\times a22} {nb1 - a21^2} $$
なお,決定係数\(R^2\)については,残差の二乗和を標本値の平均値 \(\overline{y}\)からの偏差の二乗和で割ったものを1から引いた値であり,以下のような式で算出した.
1 | i = 0; a1 = 0; a21 = 0; a22 = 0; k1 = 0; b1 = 0; n=0;pc = 0 |
1.4. グラフの出力¶
matplotlibを用いてグラフの出力
1 | ############## |
2. Full Code¶
- フォルダ内に
.csv
ファイルを探して,名前を取得する. - 生データを読み取り,データ処理を行う.
- 生データから,縦ひずみ,横ひずみ平均値と応力を算出する.
- 降伏点および引張強度を算出する.
- 最小二乗法を用いてヤング率およびポアソン比の算出.
- 応力-ひずみ関係グラフを書く,出力,保存する.
- 計算結果および生データをテンプレートに保存する.
1 | from glob import glob |
2.1. Matlab ver.¶
Matlabのバージョンも作っています.考え方は基本一緒.
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https://www.chenyu-k.com/2021/08/24/2021-08-24-Material-test/